概要&レビュー
質問というのはふだん何気なくしているものです。普通に質問するだけですと、単純にその答えを求める、ただそれだけで終わってしまいます。しかしその質問をもっと戦略的に使ってみたらどうだろう、というのが本書の狙いです。本書の著者は本職が弁護士で、弁護士として仕事を進めていく中で気がついた質問の持っている力。その「質問力」を様々な場面に応用していくように意識をすることがまずは大切になります。
例えば子どもに質問をすることによって、勉強するように促がすようにする、同じ質問をするにしても、人に好かれるように質問をする方法、小さなイエスを引き出しながら大きな答えに導いていく質問など、質問によって人を動かす術を余すところなく本書に凝縮しています。
本書の章を見てみますと、以下のようになります。
- 知りたい情報を楽々獲得する6つのテクニック
- 聞くだけで人に好かれる質問力
- その気にさせる質問力
- 人を育てる質問力
- 議論を制する質問力
- 自分を変える質問力
本書では、質問によって自分を通すことができるばかりでなく、自分自身を変えることもできると言います。一つ一つ実践していくことが大切になる、そんな質問の力を学ぶ一冊です。