概要&レビュー
古今東西、「名言」と呼ばれるものは数多くあります。そういった歴史上の名言も、中には言葉だけが一人歩きしてしまっているものも少なくないようです。本書は数多くの名言を取り上げて、その名言発せられた背景を探っていきます。意外な事実が隠されているもの、そんなに深い意味はなかったもの、その逆に重くて深い意味があったもの、そういった事実を掘り下げて、歴史上の名言に迫っていきます。
取り上げられている言葉の例を挙げてみますと、以下のようになります。
- 「天才とは、99%の努力と1%のひらめきである」 エジソン
- 「私はカモメ」 テレシコワ
- 「芸術は爆発だ!」 岡本太郎
- 「クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、歴史は変わっていただろう」 パスカル
- 「天高く馬肥ゆ」 杜審言
- 「参加することに意義がある」 クーベルタン
- 「君死にたもふことなかれ」 与謝野晶子
- 「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」 マッカーサー
- 「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」 福沢諭吉
- 「ペンは剣より強し」 リットン卿
- 「翼よ、あれがパリの灯だ!」 リンドバーグ
- 「人民の人民による人民のための政治」 リンカーン
- 「自然に帰れ」 ルソー
- 「人生は作るもの、必然の姿などというものはない」 坂口安吾
その他多数の名言を収録しています。
名言に関する薀蓄になるばかりか、副題通り、新たな偉人伝として読み返す価値があります。